約70年、日本の林業を守ってきた
全国でも有数の森林地帯である有田川町において、私たちは仮設用資材に使われる足場丸太の製造業として創業しました。
有田川の上流域から切り出した木材を、“川流し”という手法で下流に運んでいた時代から、高度経済成長期における住居用建材需要の高まりや、木材価格の低迷にともなう林業経営の変化など、約70年にわたり日本の木材環境を見てきました。
そんな当社は現在、13名のスタッフたちとともに素材生産をはじめとした林業を営んでいます。スタッフのなかには林業を志して高校を卒業し横浜から移住してきた社員もいます。
作業道の設置や搬出間伐、皆伐や植栽などの山林整備から、寺社や有形文化財の近くに植えられた樹木の特殊伐採まで、多彩な現場で経験を積むことができます。また山林に関連する資格の取得サポートに力を入れており、先々を見すえて長期的に働ける点が魅力です。
*搬出間伐とは?
木の成長を促すために間伐した立木を、山林に放置せず搬出し、買い取り業者に販売すること。樹木が成長するにつれて密集してしまう立木を、一部切り倒し間伐することで木同士の不必要な“競争”をなくし、強い山林を育てることにつながる。